率直に言おう。うちの倉庫は32,000平方フィート、トラックは一台も持っていないし、本物のTMSを買う余裕もない。だから運送会社のスコアカードはスプレッドシートで作った。長年、私はほとんどの小規模事業者と同じやり方で運送会社を選んできた。見積もりが一番安いところ、気に入った人。ある繁忙期、「仲良し」の運送会社が三日連続でうちの貨物を拒否し、四日目にようやく集荷し、納期から二日遅れで配送した。顧客は$4,000+の注文をキャンセルした。その夜、私はドックに座り込んで思った。これは運送会社選定じゃない、ギャンブルだ。

だから今、私は運送会社スコアカードを回している。スプレッドシート一つ、指標四つ、コストはゼロ。笑いたければ笑え、でも効果はある。(以下に出てくる数字はすべて、うちの倉庫の実データだ。でっち上げだと言われないよう、最初に断っておく。)

スプレッドシート一つが、うちの運送会社スコアカードの全部

大企業はTMSのモジュール、BIダッシュボード、四半期ビジネスレビューで運送会社スコアカードを作る。うちにはそんなものは買えない。私のやり方は恥ずかしいほどシンプルだ。スプレッドシート、上に運送会社名、横に四つの指標、月に一度、約30分で更新する。

見出しは三指標をうたっているが、実際は四つ追っている。四つ目は請求の大惨事の後に追加した。

納期遵守率(ウェイト40%): 約束の時間から2時間以内に納品できれば準時扱い。データソースは?送り状(B/L)の約束時間に対する、ドライバーがサインした納品受領書だ。スプレッドシートの数式ひとつ。重要なポイント:準時は「納品」が準時であることであって、「集荷」が準時であることではない。この落とし穴については後で詳しく書く。

拒否率(ウェイト25%): 依頼した貨物のうち、運送会社が断った割合。繁忙期に一〜二回の拒否は人間的だ。だが、一年中ニコニコして十一月になると姿を消す運送会社もいる。それは記録に残す。

クレーム率(ウェイト20%): 滅失・破損のあった貨物の割合。さらに隠し列がある。クレーム支払いまでの平均日数だ。貨物をなくすのはまだ耐えられる。「処理中」で半年もお金が止まるのは耐えられない。

請求精度(ウェイト15%): 請求書が見積もりと一致する頻度。見積もりは安く出しておいて、付帯料金が春の花のように咲き誇る運送会社もいる。これを省いたら、月末の照合作業で泣くことになる。

各指標は0〜100点で採点し、加重して合計点を出す。ルールは鉄則、例外なし:75点未満は要注意リスト入り、70点未満が二か月続けばブラックリスト行きで、物量は他社に回す。 「もう一度だけチャンスをやろう」が、小規模倉庫を赤字にする方法だと、痛い目に遭って学んだ。

倉庫のドックで積み込み中のトラック

納期遵守率98%?「準時」の定義を誰が決めたか聞け

二年前、ある運送会社の営業マンが胸を叩いた。「納期遵守率98%、業界トップです」。私は信じて、本物の物量を渡した。顧客クレームが増え始めたので、自分で数字を取った。83%だった。

問い詰めた。彼の答えは真顔だった。「うちは集荷の準時率を測っています。うちのトラックは必ず御社のドックに時間どおり着いています」。なるほど。トラックは時間どおりに来て、その後貨物は三日間も彷徨って、納期から二日遅れで届いた。それが準時扱い?その日から私のルールはこうだ。運送会社の自己申告の数字は、句読点一つたりとも信じるな。納期遵守率は自分のデータで、納品時点で測る。

結末:全社を納品ベースの定義で再採点したら、その運送会社は71点まで落ちた。要注意リスト直行。二か月、改善なし、ブラックリスト。営業トークがきれいなほど、自分の物差しが必要だ。

クレームが半年かかった——クレーム率を追い始めた理由

二つ目の教訓はもっと痛かった。ある出荷:カートン12個、$8,000超の価値。三個が顧客に届かなかった。運送会社は自社のハブで紛失したことを認め、クレームを支払うと約束した。その「約束」は六か月続いた。

この六か月で、私は20回以上電話し、数え切れないメールを送った。返事はいつも「処理中です」。お金は来なかった。その間、顧客への補償は自腹を切った。$8,000が半年凍結されるキャッシュフローの痛みは、小規模倉庫の経営者にしか分からない。うちの規模では、それは給料の原資だ。

それ以来、スコアカードにクレーム率の指標が加わり、鉄のルールができた。平均クレーム支払いが90日を超える運送会社は、クレーム率ゼロ点だ。 「プロセス」の話は聞かない。遅いプロセスはそっちの問題だ。今は、新しい会社と仕事をする前に一つだけ聞く。「平均のクレーム支払いにはどれくらいかかりますか?」答えられなければ、席を立つ。

運送会社スコアカードの実践:最低点の運送会社を切る

昨年末、最低点の運送会社を入れ替えた。痛かった。ボード上で一番安い見積もりで、次点より約5%安かった。

三か月後、数字を取った。

  • 出荷一件あたりの平均コストは約3%上昇(新しい運送会社は少し高い)
  • 納期遵守率は84%から93%へ
  • 顧客クレームはほぼ半減
  • 繁忙期の拒否はゼロ

計算は明白だ。その運賃の3%増しは、$4,000のキャンセル一件の前では何でもない。クレームが減れば、節約できたカスタマーサービスの時間で、その3%は何倍も回収できる。

私の逆張りの見解:小規模倉庫にとって、最安値は最優先の基準ではない。信頼性だ。 5%安い運送会社は、一度やらかしたときに全部取り返す。おまけに評判も。大企業が交渉するのは「出荷一件あたりのわずかな値引き」だ。うちが交渉するのは「今夜眠れるか」。ゲームが違う。大企業のプレイブックを真似するな。

同業の小規模倉庫への三つのアドバイス

一年半の試行錯誤の末、このスプレッドシートは今やうちの倉庫の家宝だ。TMSを買えない同業の経営者への三つの提案。

まず、完璧になる前に記録を始めろ。私の初版は二列だけだった。運送会社名と「勘(信頼できるかどうか)」。データを流し始めろ。定義の標準化は後でいい。最も危険な考え方は「システムができたら運送会社を管理する」だ。その日は永遠に来ない。

次に、自分のデータを集めろ。運送会社のデータは使うな。納品受領書、送り状、請求書。すべて自分の手元にある。十分の突き合わせが、どんなBIダッシュボードにも勝つ。

三つ目、ブラックリストは断固として。70点未満の運送会社を抱えていたら、「節約」した運賃はクレーム支払いと謝罪文になって返ってくる。小規模倉庫の評判は薄い財布だ。失う余裕はない。

うちには大きなシステムもデータチームもない。でも小規模倉庫には生き残りのやり方がある。スプレッドシート一つ、指標四つ、月三十分。そして運送会社は正直であり続ける。派手じゃない。でも効果はある。

Xiao Ma(小規模倉庫経営者)著

英語版からの翻訳。内容に相違がある場合は英語版を優先します。