この倉庫の検品台の置き場所は、本当にありえない。

去年の11月、Black Fridayの2週間前に、カリフォルニアにある提携3PLの様子を見に行った。50,000平方フィート、1日あたり約1,200オーダー。ピッキングゾーンは東端、梱包は西端。そして検品台はというと、両方から遠い北側の壁際に追いやられていた。

ピッカーに2周同行したら脚がガクガクになった。カートを北へ40メートル押して検品台へ、スキャンして、Uターンしてピッキングゾーンの半分を横切って西端の梱包へ。そして梱包済みの箱はまた東へずっと押してコンベアへ。1オーダーが終わるまでに倉庫内をほぼ150メートルも「観光」することになる。

受注から出荷までの出荷リードタイムは36時間に伸び、顧客からは返金をちらつかせるクレームが来ていた。繁忙期の人手不足だろうと思った。倉庫も同じことを言っていた——「今は誰も雇えない」。

ところが半日現場に立って気づいた。誰も立ってサボっている人はいない。みんなただ歩いているだけだった。

サボっている人はいない——みんな歩いている

運営マネージャーとメジャーを持ち出した。ピック出口から検品台まで38メートル、検品から梱包まで52メートル、梱包からコンベア投入口まで55メートル。足すと、引き継ぎだけで1オーダーあたり145メートルも歩いている。ピッカーの歩数計は1日24,000歩を示していた。

「あなた方の問題は人手不足じゃない。直線の問題だ」。そう彼に言った。

彼の言い分はお決まりのものだった。検品台を北側の壁際に置いたのは「通路を塞がないため」だと言う。なるほど——通路は塞がなかった。ただ全員が1日2キロ余計に歩くだけになった。全体の流れを犠牲にして一角だけを最適化すると、こうなる。

解決策:台1つ、直線1本

解決策は恥ずかしいほど単純だった。検品台をピック出口と梱包ゾーンの間に移す。ピック→検品→梱包を一直線、一方向、逆戻りなしにする。コンベア投入口を梱包の出口に移して、梱包済みの箱がそのままベルトに乗るようにする。北側の壁際の旧置き場は例外品の保留エリアになった——例外品があるべき場所はまさにそこ、主流から外れた場所だ。

品質チェックステーションでカートンをスキャンする作業員のクローズアップ

もう一つ厳しいルールも作った。例外品、返品、空カートンは正面入り口から検品ゾーンに入ってはいけない。北側の壁際のサービス通路を回っていく。検品を抜ける流れは一方向だけ。ルールを破ったらチームにタピオカを奢る。

引っ越し全体は週末1つで終わった。新しい設備なし、ソフトウェア変更なし、コンサルタントなし。台とメジャーと、旧置き場がダメだったと認める勇気だけ。

Black Fridayの週が本当のテストだった。物量は1日2,100オーダー——通常の1.75倍——に跳ね上がったのに、出荷リードタイムは24時間以内を維持した。倉庫は後で、その繁忙期は臨時スタッフを1人も増やさなかったと教えてくれた。直線が支えてくれた。流れというのはそういうもので、普段の日は歩数を節約し、繁忙期は人手を節約する。

数字が物語る

前後2週間、人員は同じ、オーダーミックスも同じ:

指標 前 後
ピッカーの1日歩数 24,000 16,000
オーダーあたりのピック+検品時間 約4.5分 約3分
1日出荷オーダー数 1,200 1,700
誤ピッキング率 0.8% 0.5%
受注から出荷まで 36時間 20時間

面白いのは、誤ピッキング率が下がったことだ。検品チームは以前、走りながら片手間でスキャンしていた。マラソンを走らなくなったら、ちゃんとスキャンするようになった。流れを直せば品質は後からついてくる。

そして逆説的なポイントがある。多くの人は検品台は目立って独立しているべきだと思っている——「監督しやすい」からと。間違いだ。検品台はチェックポイントではなく、ラインの中の一つの環だ。その置き場所の仕事はたった1つ、両隣にできるだけ近づくこと。検品ステップが遅いのは構わない。殺すのは逆流だ。例外カートンが1つ逆向きに流れたら、ライン全体がそれに道を譲ることになる。

もう一つ、よく考えるべきトレードオフがある。集中検品と、各梱包ステーションでの検品だ。両方ともうまく回っているのを見たことがある。SKUが数千あって誤出荷が高くつく——1回の誤出荷で顧客を失うような高額商品——なら集中させろ。1つのゲート、例外なし。SKUが少なく、主力商品、単純なオーダーなら、梱包ステーションで検品して引き継ぎを1つ丸ごと省け。うちはマルチSKUだから集中検品だ。ただ、1人分の人件費を浮かせるために検品を梱包の役割に統合するな——それは別の判断で、ほぼ必ず裏目に出る。

3つの罠——踏むな

罠その1:検品台を「省スペース」のために壁際に追いやること。節約できるのは壁際のスペースで、払うのは全員の脚だ。壁際のスペースはめったに触らないもののための場所だ。

罠その2:人件費節約のために検品を梱包の役割に統合すること。アリゾナにある友人の倉庫が去年の初めにまさにこれをやった——1日900オーダー、誤ピッキング率は0.6%から1.3%に倍増し、1か月で数千ドルの余計な返品送料を食らった。梱包作業者はスピードを追う。検品は形骸化する——走りながら検査しろと言っても、本当の検査は起きない。彼は結局専任の検品役割を復活させ、2週間で誤ピッキング率は0.7%に戻った。1日数百オーダーなら、統合していい。1日800を超えたら分離しろ。これは血で引いた線だ。

罠その3:ピックのスピードにこだわって引き継ぎを無視すること。ピッカーが1日中ダッシュしても、引き継ぎでオーダーが詰まったら全部無駄だ。ピック→検品→梱包のラインでは、メトロノームは常に引き継ぎにあり、ピッキングゾーンにはない。ピックだけでなく引き継ぎを測れ。

最後に、売り手仲間へのアドバイスとして、3PLにこれをどう持ちかけるか。「お前のレイアウトはクソだ」と怒鳴り込んではいけない。誰も耳を貸さない。数字を持っていけ。節約した歩数は労働時間に、時間はオーダーに、オーダーは出荷リードタイムに、リードタイムは不良率に変換できる。私はそう提案して、翌日には台が動いた。レイアウトは倉庫の縄張りだが、出荷リードタイムは売り手の命綱——この計算は両方にできる。

次に提携倉庫を訪ねたら、きれいなラックを眺めるだけで終わるな。ピッカーに2周同行しろ。脚が真実を教えてくれる。

これは自分で試した——効く。

Ah K(eコマース販売者(5年))著

英語版からの翻訳。内容に相違がある場合は英語版を優先します。