当社の顧客に、シカゴ郊外のおもちゃ輸入業者がいた。昨年の7月にLong Beach経由でコンテナを1本輸入した。売れ行きは好調だった。ところが9月、CBPからの書簡が彼の机に届いた。Form 5955A、リキダーテッド・ダメージャーズ(違約金)、$125,000。彼の最初の電話は私たち、つまり彼の3PL宛で、激怒していた。「貨物はお前の倉庫を通ったんだ。これを払え」。私は書簡を送ってくれと頼んだ。一目見て、こう伝えた。この罰金はあなたの貨物の問題じゃない――あなたのブローカーがエントリーサマリー(entry summary)の提出を遅延し、ボンド(税関保証)に違反したのだ。私たちに怒鳴っても解決しない。救済申立(petition for relief)なら解決する。

多くの輸入業者が混同している線引きを、ここで明確にしておきたい。以前、CBPの自主開示(prior disclosure)について書いた。あれは罰金通知が届く前にやることだ――自分の過ちを見つけて、自発的に税関に申し出て、Section 1592の罰金を下げようとする。戦場は通知の前だ。この記事はその逆だ。通知はすでに机の上にあり、封筒も開いている。今出すのは、19 CFR Part 171に基づく救済申立(petition for relief)だ。ステージも手続きも、CBP側の担当者も違う2つの世界だ。自主開示のマニュアルを、通知後の戦いに持ち込むな。

多くの輸入業者が見落としている、直感に反するポイントがここにある。リキダーテッド・ダメージャーズは、貨物に何か問題があったことへの罰ではない。約束を破ったことへの罰なのだ。輸入するとき、あなたは税関ボンド(customs bond)に署名する――期限どおりに申告し、期限どおりに支払い、規則を守るという、CBPへの書面による約束だ。貨物の申告が完璧でも、その約束の一条項を破れば、リキダーテッド・ダメージャーズがやってくる。金額も、支払い漏れの関税とは連動しない。たいていはボンドの額面全額で査定される。コンテナ1本で$125,000の請求。これが日常茶飯事だ。だから申立の戦略は「私の貨物は問題なかった」という主張とはまったく違う。貨物がクリーンだったことを証明するのではなく、破られた約束が許されるに値することを証明するのだ。

Form 5955Aに実際に何が書いてあるか――慌てる前に一字一句読め

CBPはリキダーテッド・ダメージャーズの通知をForm 5955Aで発行する。発行元は地元のFines, Penalties & Forfeitures(FP&F)オフィスだ。書簡は3つのことを言う。破ったボンド条件の明示、請求金額の提示、そして救済申立の提出期限だ。応答せずに期限を逃せば、実質的に軽減のチャンスを放棄したことになる。

通知には申立期限が書いてある――たいていは通知日から60日だが、自分の書簡に書かれている期限に従うこと。多くの人が見落とす細部がここにある。金額はその貨物の関税不足額ではなく、ボンドの額面で設定されるということだ。$125,000のシングルエントリーボンドなら、請求額は$125,000。書簡でCBPが要求しているのはこれだ。軽減(mitigation)は、申立を通じて行われる別の話し合いだ。

ブローカーの机の上に積まれた税関の罰金通知書と通関書類

救済申立(Petition for Relief)の実際の仕組み

手続きは19 CFR Part 171に規定され、申立先は通知を発行したFP&Fオフィスだ。成果の出る申立は4つの言葉に集約される。軽減要因(mitigating factors)だ。FP&Fの担当官が見るのは短いリストだ――誠実に協力したか、コンプライアンス履歴はどうか、初犯か、どんな是正措置を取ったか、そしてCBP側の要因(システムの遅延、不明確な指示)があったか。

おもちゃ輸入業者の申立も、まさにこの書き方をした。10年間の輸入実績でクリーンな記録、初犯、原因はブローカー事務所内のハンドオフの失敗に特定、そしてダブルチェック体制の新しいブローカー業務フロー――新しいSOPを証拠として添付。FP&Fは$125,000を$20,000強まで減額した。申立は嘆願書ではない。証拠のパッケージだ。軽減要因のひとつひとつに、裏付け文書が必要だ。「次は頑張ります」は何も買えない。

最初の決定が気に入らなければ、まだ2つの扉が開いている。ひとつは追加申立(supplemental petition)――要するにCBPに「この結果には納得できない。もう一度話そう」と言うことだ。もうひとつは和解の申し出(offer in compromise)。あなたが和解額を提示し、CBPが受け入れれば、そこで終結だ。トレードオフは現実的だ。追加申立は時間と弁護士費用がかかり、さらなる減額は不確実。一方、和解は速いが、高く出しすぎれば申立は無駄になる。顧客への経験則はこうだ。初回で七割から八割引けたら、勝ちを確定させて和解せよ。減額が名目だけなら、追加申立を出せ。

もうひとつ、多くの人がつまずく厳しい期限がある。軽減決定は一般的に60日間しか有効でない(19 CFR 171.22)――決定書に支払期限が書いてある。減額の通知書を喜んで、引き出しにしまい込むな。追加申立を出さずに支払いが遅れれば、CBPは元の全額を執行する。あの交渉がすべて無駄になる。

ISF不備:違約金通知をもらう一番の近道

別の顧客は、Dallas経由で貨物を動かす自動車部品の輸入業者だ。フォワーダーがISF(Importer Security Filing、「10+2」)の提出を、連続する3本の貨物で忘れた。CBPの公表実務によれば、違反1件あたり$5,000、出荷1本あたり$10,000が上限だ――最新の金額はCBPのウェブサイトで確認のこと。3本の貨物で$30,000の通知だ。フォワーダーを切ったのは正しい判断だったが、通知への申立は必要だった。同じマニュアルだ。初犯、クリーンな履歴、新しいフォワーダーの起用、ISF提出の自動リマインダーの導入。ほとんどが軽減された。

すべての輸入業者への教訓。ISFはフォワーダーの仕事だが、罰金通知の宛名はimporter of recordだ。フォワーダーを見張っていなければ、書簡が届いたときに申立の証拠すら持っていないことになる。ベンダー側から言わせてもらえば、はっきり言う。通知書に名前がある者が、チェーン全体の責任者だ。業務の外注は、責任の外注にならない。

多くの輸入業者が飛ばす計算:保証会社(surety)

ここで2つ目の直感に反する話だ。リキダーテッド・ダメージャーズを単に支払わなかったら、どうなるか?CBPはまずあなたに来る。支払わなければ、CBPはあなたの保証会社(surety)に支払いを要求する。保証会社が支払い、そしてあなたに求償してくる――法的費用を上乗せしてだ。そして翌年はもっと悪くなる。保険料の値上げ、保証枠の縮小、あるいは保証の引き受け自体を拒否される。ボンドがなければ、輸入はできない。

つまり申立の本当の損益計算は三つ巴だ。申立のコスト(弁護士費用と時間)と、軽減のメリットと、保証会社との関係へのダメージだ。数千ドルの弁護士費用を惜しんで踏ん張り、翌年に保証枠を絞られ、保険料を倍にされる輸入業者がいる。営業をやっていると、これはすぐ学ぶ。罰金は目に見えるコストだ。保証会社との関係は目に見えないコストだ。目に見えない方が高い。申立はCBPとの交渉だけじゃない。保証会社に「ちゃんと対応している」と見せることでもある。

2つの違う台帳:Section 1592の罰金 vs. リキダーテッド・ダメージャーズ

顧客はこの2つを常に混同するので、ここで整理しよう。19 U.S.C. 1592は、輸入における虚偽の申告を罰する。悪質度に応じて段階がある。過失(negligence)は、国内価格(domestic value)か逸失関税・税・手数料の2倍のいずれか低い方が上限(収入の逸失がない場合は課税価格の20%)。重過失(gross negligence)は逸失関税の4倍(収入の逸失がない場合は40%)。詐欺(fraud)は貨物の国内価格全額だ。最新の金額はCBPの公表規則で確認のこと。

一方、リキダーテッド・ダメージャーズはボンドの約束違反を罰し、たいていはボンドの額面で査定される。どちらも同じ19 CFR 171の申立手続きを経るが、主張はまったく違う。1592の申立は「何を申告し、どれだけ間違っていたか」を争う。違約金の申立は「破られた約束がなぜ許されるべきか」を争う。どちらの台帳にいるかを確認してから、主張を組み立てろ。順番を間違えれば、証拠のすべてが間違った標的を向くことになる。

次の契約の前に確認すべき3つの質問

1つ目、税関ブローカーに聞け。契約書にこう書いてあるか。ブローカー自身の過失によるリキダーテッド・ダメージャーズはブローカーの責任だと。この条項がなければ、通知はあなたに来る。あとからブローカーを追いかけるのは2倍のコストだ。

2つ目、フォワーダーとブローカーに聞け。ISFとエントリーサマリーの提出に、ダブルチェックと自動リマインダーがあるか?誰かの記憶に頼るプロセスはいずれ失敗する――そしてその失敗はForm 5955Aの形で届く。

3つ目、あなたの3PL(私たちのような)に聞け。税関サポートは契約書に実際に書いてあるか――通知が来たときに倉庫側の証拠を誰が出すのか、申立資料の取りまとめでブローカーと誰が調整するのか?予防は常に申立より安い。契約書の一文が、6桁の授業料を節約できる。

Susan(3PL営業部長)著

英語版からの翻訳。内容に相違がある場合は英語版を優先します。