長年ドライバーをしてきて、ひとつ言わせてほしい。私が一番恐れているのは渋滞ではない。ドックに着いて、トレーラーが逆向きに積まれているのを見つけることだ。倉庫の出荷積載計画は倉庫の仕事のように聞こえるが、そのツケを払うのは路上の運転手とドックで待つ荷受人だ。正しく積めば、運転手はバックで入って荷降ろしするだけだ。間違って積めば、どの停車地も自分の荷物にたどり着くために他人の荷物を降ろす作業になってしまう。
話の前にひとつだけ。下の2つの積載例は、私が携わった運行から取った説明用の例であり、公表された業界統計ではない。数字は仕組みを示すためのもので、市場データとして引用するためのものではない。
今でも覚えているのは2019年10月の積載だ。カリフォルニア州オンタリオの倉庫で26パレットを引き取り、3か所に届けた。ロサンゼルスが2パレット、ラスベガスが8パレット、フェニックスが16パレットだった。倉庫は荷物がドックに届いた順に積んだため、16パレットのフェニックス分はトレーラーの奥深くに入り、2パレットのロサンゼルス分はその後ろに埋もれてしまった。ロサンゼルスではその2パレットだけが必要だったのに、私は20パレット以上をドックに降ろし、2パレットを掘り出して、動かしたばかりの荷物をすべて積み直さなければならなかった。その1か所だけで、ドック作業、フォークリフトの時間、積み直しに2時間半を食った。その後の停車地もすべて同じだった。その日に3か所すべてを回る予定だったが、2か所しか回れなかった。3か所目は翌朝にずれ込み、荷受人のラインは材料待ちで、電話が鳴りっぱなしだった。
2023年春のダラス発の積載は、まさにその逆だった。そこの倉庫は複数停車地の運行用に28パレットを積んだが、まず私に配送順序を尋ねてきた。最も遠い停車地が奥に、最も近い停車地がドアのそばに積まれた。ドアが開くと、最初の停車地の荷物がすぐそこにあり、フォークリフトは2、3回の動きで降ろせた。1停車地あたり平均約20分で、荷物を一度も崩すことなく、暗くなる前に全ルートを終えた。同じようなトラック、同じような道路。唯一の違いは、フォークリフトが動き出す前に、誰かが配送順序の逆向きに積む計画を立てていたかどうかだった。
倉庫の出荷積載計画は順序だけの問題ではない。荷物そのものにも配慮しなければならない。上に重さをかけられない荷物は、積み重ねの一番下に置いてはいけない。壊れやすい荷物は、二度扱われない場所に置くべきだ。冷蔵・冷凍貨物では、ドアを何回開けることになるかを考えなければならない。パレット数だけを並べた配送地図は、計画の半分でしかない。積み重ね禁止のパレットと温度管理が必要なものを同じ用紙に書き込み、積載担当者と運転手が同じ絵を見て作業できるようにするのだ。
良い順序を最もよく壊すのは、直前の追加だ。トレーラーが半分積まれたところで配車係からもう1か所の連絡が入り、誰かが時間を節約しようと新しい荷物をドアのそばに押し込む。ところがその新しい停車地は翌日の遠い停車地で、ドア口に居座って最初の停車地の荷物をふさいでしまう。私のルールは単純だ。遅れての追加は構わないが、まず地図を確認すること。新しい荷物は、順序の中でその停車地が属する場所に置く。そこに本当に収まらないなら、1便を節約するためにトレーラー全体をかき回すのではなく、別便で運ぶことだ。
倉庫の出荷積載計画は配送地図から始まる
ルールは一文に収まる。配送順序の逆向きに積むこと。最も遠い停車地を最も深く、最も近い停車地をドアのそばに。誰かがパレットに触れる前に地図を描く。各停車地、そのパレット数、到着時間枠、そして積み重ねできない荷物だ。この地図がなければ、積載担当者は荷物が現れた順にしか積めず、速く積めば積むほど、運転手に路上での崩し作業を押し付けることになる。
| 方法 | 最初の停車地 | 途中での崩し作業 | 破損リスク | 運転手が終えられる停車地数 |
|---|---|---|---|---|
| 到着順に積載 | 埋もれた荷物を掘り出す | ほぼ毎回 | 扱う回数が増えるほどリスクが増す | 予定より少ない |
| 配送順序の逆向きに積載 | ドアを開ければその停車地の荷物 | ほとんど不要 | 荷物は一度だけ扱う | 全ルート |
良い倉庫の出荷積載計画は荷降ろし時間で元が取れる
多くの人は積載の30分だけをコストとして数え、速い積載を安いと呼ぶ。その計算は間違っている。ドックのドアで止まっているからだ。崩し作業はどれも時間を食い、扱う回数が増えるほど、擦れたパレット、取り違えたパレット、欠品の可能性が高まる。荷受人から電話が入り始め、運転手は停車地を逃し、倉庫は整理のために助けを送らなければならなくなる。そのどれも積載表には現れないが、すべて本物のお金だ。順序を正しくするために15分余分にかけることで、路上では何時間も節約できるし、ドックで崩して積み直した荷物は、しばしば傾いたまま降ろされ、次の停車地でまた直さなければならなくなる。1つの仕事が2回分になってしまうのだ。
ここが直感に反する部分だ。ドアのそばに少し余裕のあるトレーラーが、壁から壁までぎっしり詰まったトレーラーに勝つことがある。完全に満載のトレーラーを仕事がよくできた証拠とみなす人がいるが、ドアがきつく詰まっていれば、フォークリフトは他人の荷物を動かさずに最初の停車地の荷物に届かない。ドアのそばに半パレット分の作業スペースを残すことで最初の停車地が速くなり、速い最初の停車地が1日全体を整える。満載のトレーラーが技術ではない。順序通りに荷降ろしできるトレーラーが技術だ。重量も同じだ。安定のために重い荷物を前に置きたがる人が多いが、重い荷物が最初の停車地のものなら、順序が勝たなければならず、真ん中の荷物がバランスを取る。順序とバランスがぶつかったら、まず順序を守り、その周りでバランスを調整すること。運送会社と最新の現地ルールに従うことだ。
荷主と倉庫のための現場で試された3つの習慣
荷主は、積載が始まる前に倉庫へ配送順序表を渡すべきだ。停車地名、パレット数、到着時間枠であり、パレット総数だけではない。その表こそ、複数停車地の運行における倉庫の出荷積載計画の作業の中心だ。倉庫はその表から逆向きに積み、積載が終わったらドアのところで写真を撮り、運転手は署名の前に確認する。ドアのそばの荷物は本当に最初の停車地の荷物か。違っていれば、封印が付いた後ではなく、その場で言うことだ。荷受人が予約を変更したなどで順序が路上で変わったら、すぐに倉庫に電話すること。積載前の順序変更は一文で済む修正だ。積載後の変更は半日の労働になる。
間違いを捕まえる最後のチャンスは、積載後、封印前のタイミングだ。15年の経験で身についた私の習慣は、署名の前にドアまで歩き、ドアのそばのパレットを最初の停車地と照らして数え、自分の記録用に写真を撮ることだ。2分で済み、積載ミスの大半を未然に防ぐ。倉庫も同じことができる。封印前に2人目がドアの荷物を順序表と照合するのだ。封印前の2人の目が、1人で積んで封印するより優れている。何か問題が起きても、写真と順序表があれば、記憶に頼って言い合うことなく決着がつく。
この仕事には古いことわざがよく合う。木を切る前に斧を研げ。積載にかけた30分には価値がある。なぜならそれが路上での1日の流れを決めるからだ。
Shifu Zhao(トラック運転のベテラン(15年))著
英語版からの翻訳。内容に相違がある場合は英語版を優先します。







