夜勤について、ひとつ言わせてほしい。夜の道路を走ってきた長年の経験から言えば、私が最も恐れるのは空っぽの高速道路ではない。誰も見ていない夜の倉庫だ。昼間は目がたくさんあって、小さな問題はすぐに声が上がる。夜は、1人のスーパーバイザーが十数人の人を動かし、設備が止まったり、貨物がおかしくなったり、誰かが休んだりすれば、そのすべてを1人で背負うことになる。夜勤スーパーバイザーの仕事は、夜に働くことのように見える。実際には3つのことだ。きちんと引き継ぎを受けること、実際に何が起きているかを見ること、そして想定外に対処することだ。1つでも欠ければ、夜はうまくいかない。
夜勤スーパーバイザーのLao Liを知っている。彼は昼勤からの引き継ぎを2分だけ聞いてサインした。昼勤は、ドックドア3の出荷が積み込みを終えていないと言った。彼はどの注文か、どれだけ残っているか、締め切りが何時か、どれも尋ねなかった。夜11時にドライバーが到着したが、貨物は積まれておらず、ドライバーには次の立ち寄り先もあった。倉庫は書類と貨物を探して大慌てになり、午前1時まで働き、トラックは出発したが、注文の1行はまだ間違ったままだった。翌朝、昼勤は帳簿が合わないことに気づき、半日かけて修正した。Lao Liは後で私に言った。引き継ぎで節約した2分は、夜になって利息付きで戻ってきて、さらに半日が上乗せされた、と。
夜勤の引き継ぎ:サインする前に4つのことを尋ねる
夜勤スーパーバイザーが引き継ぎにサインする前に、4つのことが明確でなければならない。第一に、どの作業が未完了で、どれだけ残っていて、締め切りが何時か。第二に、どの設備に故障があって、夜を乗り切れるかどうか。第三に、人員が不足しているか、誰が休んで、代わりは誰か。第四に、翌朝最初の出荷トラックが何時に到着するか。この4つが明確であれば、夜には土台がある。これがなければ、夜中ずっと想定外だらけになる。
私の実践的な方法は、4つの欄がある引き継ぎ帳だ。未完了の作業、設備、人員、そして翌朝の出荷である。サインする前にすべての欄を埋める。昼勤が余計な手間だと思うだろうか。夜のトラブルはもっと手間がかかる。引き継ぎ帳は書類仕事ではない。夜勤スーパーバイザーの作戦地図だ。
夜勤の巡回:散歩ではなく、見るべき3つのこと
夜の巡回は、見回りを歩くことだと誤解されることが多い。言わせてほしいが、ただ歩くだけでは何の役にも立たない。見るべきは3つのことだ。第一に、人。誰が持ち場にいるか、誰が疲れ切っているように見えるか、それぞれの作業がどこまで進んだか。第二に、貨物。夜にピッキングや積み込みをした注文を2件抜き打ちでチェックし、朝勤が誤りを見つけて手直しするのを待たないこと。第三に、設備。フォークリフト、コンベヤー、冷蔵保管の温度だ。夜、設備が止まれば、誰も修理に来ない。だからスーパーバイザーは、小さな故障か大きな故障かを判断しなければならない。小さな故障はその場で対処する。大きな故障はすぐに報告し、スケジュールを調整する。決して無理に押し通してはいけない。
巡回のリズムも重要だ。夜の前半に1回、後半に1回、そして早朝の引き継ぎ前に1回。午前3時から4時は、人が最も眠くなりやすく、事故も最も起きやすい時間帯だ。その巡回は省くことができない。
想定外:まず安定化させてから、迂回する
夜に最もよくある4つの想定外は、設備の停止、貨物のトラブル、人員不足、そしてドライバーの早着や遅着だ。どれにも共通するルールは同じだ。まず安定化させてから、迂回する。設備が止まったら、影響を受けた注文を止めて別のラインに移し、倉庫全体が1台の機械待ちにならないようにする。貨物がおかしくなったら、注文を止めて再確認し、間違った貨物を積み込ませない。人員が不足したら、マルチスキルを持つ作業者を回してカバーし、時間のプレッシャーの中で1人に2人分の仕事をさせない。ドライバーが早く着いたら、締め切り時間を確認し、積めるものを積み、残りについて時間を合意する。時間を節約するためだけに、間違った注文を積んではいけない。
| 想定外 | まず安定化 | 次に迂回 |
|---|---|---|
| 設備の停止 | 影響を受けた注文を止める | 別のラインに移し、倉庫を待たせない |
| 間違ったピッキング | 注文を止めて再確認する | 間違った貨物は決してトラックに載せない |
| 人員不足 | マルチスキルの作業者を回してカバーする | 急がせない、1人に2人分の仕事をさせない |
| ドライバーの早着・遅着 | 締め切り時間を合意する | 積めるものを積み、残りは予定を組む |
夜勤スーパーバイザーの記録帳:夜に明確に書けば、昼の手直しが減る
ひとつ言わせてほしい。夜勤スーパーバイザーは、多くの人が軽視するもう1つの帳簿を持っている。記録帳だ。夜に何が起きて、どう対処し、結果がどうだったか。これが何も書き留められなければ、昼勤はすべてをもう一度尋ね直さなければならず、「昨夜いったい何があったのか」ということに時間が浪費される。記録帳は上司のためではない。次のシフトのためだ。
どう書くべきか。私のルールは、4つのことだけを記録することだ。時刻、出来事、対応、結果である。設備が何時に止まり、どの機械で、どう対処し、何時に復旧したかを書く。貨物が何時にトラブルになり、どの注文で、注文は止めたか、再確認で何が分かったかを書く。人員が何時に不足し、誰がカバーし、何時までかを書く。書きすぎれば誰も読まない。書き足りなければ、書いていないのと同じだ。この4項目がそろえば、昼勤は5分で全体を理解できる。
もう1つ細かい点。記録帳は、スーパーバイザーのポケットではなく、引き継ぎの場所に置くべきだ。引き継ぎのテーブルにあれば、昼勤は一目で目にする。ポケットに入っていれば、昼勤はスーパーバイザーに頼んで出してもらわなければならず、スーパーバイザーが帰宅すれば、記録帳も一緒に帰ってしまう。夜に明確に書けば、昼の手直しが減る。この言葉は平凡に聞こえるが、節約できる時間は本物だ。
夜勤スーパーバイザーへの古い格言がある。静かな夜は幸運ではない。きちんと尋ねた引き継ぎ、きちんと行った巡回、そして手順に沿って対処した想定外の結果だ。この3つを正しくやれば、夜は安定する。間違えれば、遅かれ早かれ何かが起き、朝には手直しが待っている。事故そのものが怖いのではない。怖いのは、夜ごと夜ごと、同じ穴に落ち続けることだ。
Shifu Zhao(トラック輸送ベテラン、15年)著
英語版からの翻訳。内容に相違がある場合は英語版を優先します。





