先月、ランチョ・クカモンガ の小さなフルフィルメント倉庫にコンテナを集荷しに行ったときのこと。Amazon と Etsy で販売している Chen というオーナーが、事務所のドアのそばにしゃがみ込んで電卓を叩きながらぶつぶつ言っていた。「UPS はあの注文でこんなに取ったのに、先月 USPS は同じものを半額で運んでくれた…」思わず笑ってしまった。トラックのハンドルを握って 15 年、あの表情はよく知っているからだ。彼だけの問題じゃない。小規模セラーはみんな、いずれ同じ壁にぶつかる。ラストワンマイルの小口荷物、USPS Ground Advantage と UPS Ground、どっちを選ぶ?
トラックが私の世界、コンテナが私の貨物。でも部外者だと思わないでくれ。こいつら二社が実際にどうやって人の家の玄関まで荷物を運んでいるか、郵便トラックが何時に仕分けセンターに入ってくるか、UPS の牽引車が何時に倉庫のドックに着くか、10 年以上ずっと見てきたんだ。全部把握している。だから今日は、本物の収支簿をやってみよう。専門用語なし、仕組みだけだ。
二社の課金の仕組みはこう違う
はっきり言おう。USPS Ground Advantage も UPS Ground も名前に「Ground」と付き、どちらも小さな陸送荷物を運ぶ。だが金の数え方はまるで違う。
USPS Ground Advantage は 2023 年に登場し、旧 First-Class Package と Parcel Select の陸送商品を統合したもの。70 lbs まで、2 から 5 営業日。ポイントはここだ。軽くて小さな荷物に料金が異常に優しい。なぜか?郵便局はどこにでもあるし、配達員は毎日あなたの通りを回っている。そのルートに小さな荷物を滑り込ませても、追加コストはほぼゼロだ。だから 1 ポンド未満のものなら、USPS は UPS より大幅に安いことが多く、通常 20% から 40% 安い。正確な金額は毎年変わるから、必ず公式サイトで最新の料金を確認してくれ。私が話しているのは方向性であって、ドル金額じゃない。
UPS Ground は UPS の主力サービスで、こちらも 1 から 5 営業日、150 lbs まで。本当の勝負どころは法人割引だ。UPS の公表料金は恐ろしいが、一度法人アカウントを持つと、割引で 30 から 40 パーセントごっそり引かれるのが当たり前。落とし穴は、交渉材料になる物量を持たない小規模セラーは、そんな割引に一生お目にかかれないかもしれないことだ。だから新規セラーが UPS の見積もりを見て首を振る――あれは定価であって、本当の価格じゃない。
二つ目の仕組みは容積重量だ。両社とも DIM 重量を課金する(大きくて軽い箱は重量じゃなく容積で請求される)が、境目が違う場所にある。USPS は小さい箱に寛大だが、UPS の DIM ルールは中から大の荷物に厳しく当たる。私はあまりに多くの小規模セラーを見てきた。商品の二倍もある箱で出荷して、送料を倍払っているのに、問題が梱包にあると気づいていない。二社どっちを選ぶかとは関係が薄く、お金を節約するかどうかの話だ。
三つ目の仕組み、そして私が一番気にするのは請求のサプライズだ。UPS は事後請求の名人だ。ラベルはある金額で印刷されるのに、月末の請求書には住所訂正、オーバーサイズ料金、請求重量の調整が載ってくる。USPS はシンプルだ。ラベルに印刷された金額がほぼそのまま支払い額。小規模セラーの資金繰りが厳しいとき、一番怖いのは高い料金じゃない。来月の請求書がどうなるかわからないことだ。

実地テスト二つ:10 オンスの石けんと 8 ポンドの食器セット
**話その一、2025 年 11 月、イーストヴェール。**友人が Etsy で手作り石けんを売っていて、1 個 10 オンス、東海岸(だいたい Zone 6 と 7)へ発送している。私のアドバイスで馬鹿げた実験をやった。2 週間、奇数番の注文は USPS Ground Advantage、偶数番は UPS Ground、50 注文ずつだ。結果は?USPS は平均 3 から 4 日、UPS は平均 3 日。輸送日数はほぼ同じだった。だが送料の欄は別の物語を語った。UPS はほぼすべての注文で 50 パーセント近く高かった。彼は言った。「師傅、その手は効くね」。手じゃない、テストだと言った。1 ポンド未満の軽い荷物は、考えるな、USPS がほぼいつも勝つ。何年もハンドルを握って拾った鉄則の一つだ。
**話その二、2026 年 3 月、オンタリオ。**小さな 3PL 倉庫が顧客の食器セットを発送していて、1 箱 8 ポンド、中西部行き。オーナーは最初、全部 USPS で送っていた。安いと思い込んでいたんだ。ある月、ちゃんと数字を出したら、8 ポンドでは USPS はもうお買い得じゃなかった。法人割引を使った UPS はほぼ同じ料金で、UPS の追跡と紛失時のクレーム手続きは郵便局とは比べものにならなかった。本当の痛打は別に来た。UPS の注文二つに発送後の請求重量調整が当たり、半日かけて倉庫で悪態をついていた。私は言った。悪態をついても UPS の性格は変わらない。ラベルを印刷する前に正確に計って、箱に空気を残すな。この二つで調整の 80 パーセントは避けられる。
この二つの話が証明するのは何か。どちらの配送会社も常に安いわけじゃない。「この重量、この距離、この物量」ではこっちが合う、というだけだ。軽い荷物は USPS が有利。5 ポンド以上なら、まともな割引のある UPS が並ぶか勝つ。境目はだいたい 3 から 5 ポンドのあたりだが、割引は人それぞれ違う。他人の自慢話を信じるより、自分で 20 注文ずつ両方に流してみろ。
小規模セラーの決め方、三ステップ
私が知り合いの小規模セラーたちと編み出した、素朴な三ステップだ。タダだぞ。
**ステップ一:重量で分ける。**過去 3 か月の注文を取り出して、重量別に分ける。1 ポンド未満、1 から 5 ポンド、5 ポンド超。たぶん軽い箱が全体の 70 から 80 パーセントを占める。その 70 から 80 パーセントは全部 USPS Ground Advantage だ。安い、手間いらず、輸送日数も持つ。
ステップ二:重い分は交渉する。5 ポンド超の注文は、月間の物量を手に UPS と法人料金を交渉するか、信頼できる第三者の割引プラットフォームを使え。それから同一の注文を 20 件ずつ両社に流して請求総額を比べろ。調整、クレーム、紛失率まで込みで、ラベルの金額だけじゃない。
**ステップ三:時間の許容度を知る。**どちらも 2 から 5 日をうたうが、ピークシーズン(11 月から 12 月)は UPS のネットワークの方が余力があり、システムがパンクしても紛失が少ない。日付が大事なクリスマスギフトを送るなら、小銭の値切りはやめて、信頼できる方を選べ。ここで逆説的な真実だ。小規模セラーの最大のコストは、注文ごとの送料の数セントの差じゃない。荷物が消えたときに食うマージンと悪いレビューだ。
もう一つ、集荷のアドバイス。USPS は毎日郵便配達であなたのドアに来るから、集荷はタダでついてくる。UPS は集荷の予約が必要で、小口だと自分で店まで運転することもある。軽く見るな。集荷所まで毎日 30 分は、月に 15 時間だ。お前の時間はタダか?
15 年の運転で学んだことが一つある。配送会社選びはトラック選びと同じだ。最高のトラックはない、自分のルートに合ったトラックがあるだけだ。古い諺にあるとおり、靴が合うかどうかは足だけが知っている。20 注文のテストをやってみろ。百人の説教より効く。
Shifu Zhao(ベテラントラックドライバー、15年)著
英語版からの翻訳。内容に相違がある場合は英語版を優先します。






