大セールの前週のある朝、6:30、まだ外は暗かった。キッチン用品の倉庫保管が厄介になるのは、まさにその時間帯だ。入口にはトラックが3台、注文はすでに午後まで積み上がり、チームリーダーが歩み寄ってきて、夜勤の間に鋳鉄鍋のカートン2箱が2階から滑り落ちたと告げた。ホーロー鍋1つに欠けができていた。作業員たちは私を見つめ、一言を待っていた。率直に言おう。私の頭にあったのはただ一つ、昔のやり方を続けていたら、昼食前にもう1つ落とすだろう、ということだった。

私たちの倉庫はそれほど大きくなく、約100人規模で、調理器具が体積のおよそ半分を占めている。鍋、ナイフ、まな板、ガラス容器、小型家電。どれも場所を取り、どれも性質が違う。鍋は重い。ナイフは欠ける。ガラスは振動を嫌う。セットが一番厄介だ。開封しても、密封したままにしても、どちらもコストがかかる。何年もこれをやってきて、私は1つ学んだ。この商売は、ラックをどれだけ高く積めるかで勝敗が決まるのではない。重い問題と壊れやすい問題を分け、それぞれを正直にコスト計算できるかどうかで決まるのだ。

キッチン用品の倉庫保管は、実は2つの問題:重さと壊れやすさ

まず重さだ。ある夏、鋳鉄の顧客を引き受けた。カートン1箱が32キロあった。大きな箱ではなかったが、2人で運ぶと肩にずしりと来た。新人が、急ごうとしてフォークリフトでパレットを2階に上げ、仕事は終わったと思った。下の階にはガラス製の食品容器があった。ビームがわずかにたわみ、夜間のピッカーが箱を1つ引き出したとき、パレット全体がずれた。何も落ちなかった。しかし私の胃はきりきりと痛み、それで十分だった。

それ以来、誰も異議を唱えないルールを作った。20キロを超えるカートンはすべて地上階か1階に置く。例外なし。重い商品には厚いビームと頑丈なパレットを使い、薄いパレットは別の場所へ回す。高い棚を無駄にしていると文句を言う人もいた。私は数字を見せた。重い商品を低く置けば、ピッカーは上らなくて済み、フォークリフトは往復しなくなり、2人で1シフトあたり40件以上の注文を追加でピックできる。節約できる人件費は、高い棚の賃料を上回る。腰痛も減った。昨年の下半期、持ち上げによるけがの病欠は上半期の半分以下だった。

壊れやすさは別の戦いだ。ナイフとガラスは2つの形で壊れる。欠けと圧力だ。何年も前、ナイフセットを鍋の隣に保管していた。カートンは無傷に見えた。開けてみると、刃が自分の箱を傷つけ、顧客が返品してきた。今はナイフ専用のゾーンがある。カートンの間には拳1つ分の隙間を空け、ピッカーはナイフの箱を棚から平らに引きずることは決してない。両手で持ち上げる。ガラスはさらに厳しい。食品容器とキャセロール皿は3段までしか積まず、その上に何も置かない。1か月以内に、損傷クレームは週に12件以上から3件か4件に減った。

キッチン用品の倉庫保管とセットの計算

セットは、調理器具の倉庫が静かに金を失う場所だ。16ピースの鍋セットを例に取ろう。顧客がセット全体を買うこともある。フライパン1つだけ買うこともある。プロモーションでフライパンと片手鍋を組み合わせることもある。セットを密封したままにしておけば、セット全体のピッキングは速く、損傷もほとんどない。しかし単品の注文が来ると立ち往生する。すべて開封すれば、単品ピッキングは柔軟になるが、在庫数の管理は悪夢になる。ふたが1つ欠けただけで、数字は二度と合わなくなる。

私たちは両極端を試し、どちらも痛い目を見た。2年前、セールの前に200セットの16ピースセットを開封した。するとプロモーションが変わり、セット全体が売り切れ、作業員は午前2時までセットを組み立て直した。間違ったものを12件以上出荷し、返品が何日も押し寄せた。翌年は逆に進み、何も開封しなかった。単品の注文は、密封されたセットを開け、1つ取り出し、箱を再密封することを意味した。再密封の人員が足りず、注文が2日間滞った。

そこで今は、セットを売上に応じて3つの区分に分け、毎月見直している。実際に使っている表がこれだ。

セットの種類 保管方法 適した注文 以前痛い目を見たこと
ベストセラー、月100セット超 密封済み、セット全体のカートン、専用レーン1列 ほとんどがセット全体の注文 開封してから間違って組み立て直したこと
中堅セット、月数十セット 半分は密封、半分は単品に分解 セット全体と単品の注文の混合 一方向に振り切ってからプロモーションで需要が反転したこと
売れ行きの遅いもの、月わずか数セット 単品のみ、密封在庫なし ほとんどが単品注文 密封在庫が6か月間手つかずだったこと

これを作るために、3か月分の注文を1件ずつ数えた。区分けの後、単品ゾーンには実際に動くピースだけが置かれ、全数カウントは2日ではなく半日で終わる。率直に言おう。セットに完璧な答えはない。あるのは、自分の売上構成に合った答えだけだ。構成が動けば、区分も動く。誰かに頼まれるのを待ったりはしない。

ここが直感に反する部分だ。セットを開封する際、最もコストがかかるのは人件費ではない。ミスだ。間違ったピース1つ、欠けたふた1つで、返品送料とカスタマーサービスにかかる時間は、ピッキングにかかった余分な10分をはるかに上回る。だから私たちは、ゆっくりでも正確にピックすることを選ぶ。単品ゾーンには各セットの写真チャートがあり、ピースごとに並べてある。新人は写真と照らしてピックし、自分で数え、チームリーダーが抜き打ちでチェックする。確かに遅い。しかしエラー率は下がり、総コストでは得をしている。返品を生むスピードはスピードではない。

重い商品を今どう格納しているか

これは壁に貼ってある手順だ。新人は重いカートンに触れる前にこれを学ぶ。

第一に、入荷時に計量する。20キロを超えるものはすべてシステムで赤くフラグが立ち、フォークリフトの運転手が一目で分かる。誰も高く送らない。以前は手触りで判断していて、30キロ超のストーンウェアのカートン1箱が3階に置かれ、ビームがたわみ、1列全体を作り直す羽目になった。計量は任意ではない。

第二に、積み込む前にビームを点検する。重いゾーンでは、ビーム間隔を狭くした厚い棚板を使っている。初期費用は高かった。しかし棚板は節約すべき場所ではない。鋼材で節約した分では、落下した荷物1つ分もまかなえない。

第三に、重いものを先に、軽いものを最後にピックする。重いものは出荷カートンの底に、軽いものは上に置く。誰もが知っていることだが、シフトが忙しくなると誰もが忘れる。だからピック票の重い行は太字の赤で印刷される。ピッカーは重いものを先に取り、梱包担当者は考えなくても順序が分かる。

第四に、量だけでなく人のためのシフトを組む。重いゾーンは新人だけで回すことは決してない。ベテラン1人と新人1人が組になり、交代で持ち上げる。ピーク時、長時間働くと、士気は重いゾーンで最も速く落ちる。夜間にはベテランを多めに配置し、新人には昼間に学ばせる。夜がきれいに回れば、昼に活力が生まれる。結局のところ、管理しているのは人だ。ラックは固定されている。人はそうではない。

第五に、毎週金曜日の閉店前に重いゾーンを歩いて点検する。誰も見なければ、ルールは形骸化する。薄い棚板が戻ってきたり、誰かが鍋のカートン2箱をナイフゾーンに無理やり押し込んだり、重いカートンがひっそりと2階に置かれたりする。チームリーダーはチェックリストを持ってゾーンを歩き、違反を写真に撮り、月曜朝のミーティングで報告する。手戻りと損傷クレームを減らせる。誰も点検しないルールはルールではない。

この手順は1年以上続いている。重い荷物の落下は基本的にゼロだ。セットのエラーは大幅に減った。ピークの週は依然として疲れるが、それ以来、深夜の組み立て直しは起きていない。作業員はルールに文句を言いながらも従う。そうした方が仕事がスムーズに進むからだ。

同じような倉庫を運営する人への、キッチン用品の倉庫保管についての1つの注意点。高いラックや賢いシステムを買うことから始めないこと。まず重いものと壊れやすいものを分け、セットを実際の売上に応じて分け、計量とビーム点検をきちんとやること。基本を固めてから、効率の話をすること。そうしなければ、世界最高のシステムも、割れた陶器だらけの床の上に立っているだけだ。

Chen Feng(倉庫運営マネージャー)著

英語版からの翻訳。内容に相違がある場合は英語版を優先します。