倉庫作業員は平方フィートあたり何人必要なのか?Googleにその質問を打ち込んでいるなら、最初に結論を言ってしまおう。遠回しな言い方は抜きだ。業界の回答は従業員1人あたり1,000~7,000平方フィートで、中央値はだいたい5,000だ。正直に言うと、この数字はごちゃごちゃの引き出しみたいなものだ。何でもかんでも放り込んである。本当に人員数を決めるのは平方フィートじゃない。スループットだ。
私は何度も見てきた。「作業員1人あたり5,000平方フィート」という目安をそのまま受け取り、シフト表を作り、上司に人員を要求し、ぐちゃぐちゃになるオペレーション・マネージャーを。今回はこのテーマをきちんと分解してみよう。
1人あたり何平方フィート?ひとつの数字、2つの倉庫、3倍の人員
2019年の秋のことだ。カリフォルニア州オンタリオのクライアントを手伝っていたとき、同じ通りにある2つの倉庫から、今でも使い続けている教訓を得た。
倉庫A:80,000平方フィート、40人。ビジネスはパレット・イン、パレット・アウト。フルトラックが入ってきて、フォークリフトが1回の移動でパレットを1つずつラックに置き、出荷も同じくフルパレット。1日に200~300パレット、40人で余裕を持って回していた。計算すると作業員1人あたり約2,000平方フィートだ。
倉庫B:同じ80,000平方フィート、120人。ビジネスはeコマースの小口出荷。1日に数千個の荷物——ピッキング、検品、梱包、ラベル貼り、積み込み——ライン全体が肩を並べてびっしりだった。作業員1人あたり700平方フィートを切る。
同じ80,000平方フィート。片方は40人で回し、片方は120人。人員は3倍だ。平方フィートあたり作業員の指標はこの通りで死んだ。そして、どんな倉庫を運営しているのかも聞かずに、平方フィートあたりの作業員数を数字ひとつで答えるすべての回答も、一緒に死んだ。
この指標には大事なことがある——無駄というわけではない。ただ、致命的な欠陥がある。あらゆる「倉庫」を同じ生き物として扱ってしまうことだ。パレット卸売のオペレーションと、eコマースの単品出荷のオペレーションは、「倉庫」という言葉以外ほとんど共通点がない。違うビジネスにひとつの数字を当てはめたら、破綻を招くだけだ。
平方フィートは忘れよう:人員配置はスループットで決める
正しい方法は一文にまとめられる。人員数を機能別に分解し、スループットから逆算する。
この比較表を見てほしい。一目で2つのアプローチの違いがわかる。
| 平方フィート方式 | スループット方式 | |
|---|---|---|
| やり方 | 総平方フィート ÷ 作業員1人あたり平方フィート | 機能別の作業量 ÷ 作業員1人あたり生産量 |
| 典型的な数字 | 作業員1人あたり5,000平方フィート | ピッキングUPH 60–100(自分の現場で測ること) |
| 向いている用途 | 用地選定の予算、人員数のざっくり見積もり | シフト計画、人員要求、労務コスト計算 |
| 致命的な欠陥 | ビジネスタイプを無視する | 実データが必要 |
これは私が10年以上使ってきた方法だ。
ステップ1:倉庫を5つの機能に分ける——入荷、格納、ピッキング、梱包、出荷——それに監督とサポートを加える。機能ごとに人員を決めて、あとで足し合わせる。「建物全体で何人」と最初に考えてはいけない。それは当て推量だ。
ステップ2:UPHからピッキングを逆算する。人員の大部分がいるのがここだ。式はシンプルだ。
必要なピッカー数 = 1日の注文行数 ÷ ピッカー1人あたりUPH ÷ シフト時間
例:1日3,000オーダー、ピッカー1人あたりUPH 80(小物ピッキングの中庸な数字——自分の現場で測ること)、8時間シフトが1つ。3,000 ÷ 80 ÷ 8 = 4.7。切り上げて5人のピッカー。
梱包と出荷も同じやり方だ。1人1時間あたり何個梱包できるか。入荷は1日何台のトラック、何パレット積みのトラックか。たとえば1日10台、各26パレット、2人で8時間シフトあたり3台下ろせるなら、入荷は7人。格納は1日に何パレット補充するか、同じように逆算する。機能ごとに数字が出る。どの数字も物量にひもづく。物量が増えれば人員も増える。ロジックはクリーンで、どんな上司の前でも説明できる。

ステップ3:監督とサポートは比率で見る。作業員と監督の比率はふつう8:1から12:1の間——小さな建物ではタイトめ、大きな建物では少しゆるめ。
次はコストの話だ。コストはいつだってついてくる。この方法の本当の壁はひとつだけ、データだ。測定したUPHと、物量の予測が必要になる。データのない建物は2週間回して測定するしかない。やる価値はある。平方フィートでシフトを組めば、繁忙期は人手不足、閑散期は余剰人員を抱えることになる。その無駄を1年続ければ、2週間の測定コストなんて比べものにならない。
では、平方フィートあたり作業員という数字はまったく無駄なのか?完全にはそうでもない。正当な使い道が2つある。用地選定や予算づくりのときのざっくり計算(「80,000平方フィートのeコマース倉庫を1人あたり700平方フィートで見れば100人超」)と、同じビジネスをやっている同業の倉庫との、平方フィートあたり作業員数のベンチマークだ。同じタイプ限定で。eコマース倉庫の比率とパレット倉庫の比率を比べるのは、自分を騙すのと同じだ。
平方フィートあたり作業員の逆説的な真実:大きいからといって人が増えるわけじゃない
最後にひとつ、逆説的な話を。初めて聞く人はたいてい私に反論するが、やがて納得する。
自動化された高層倉庫は、作業員1人あたり20,000平方フィートで回せる。400,000平方フィートの自動化倉庫を20人未満のチームで回す。平方フィート指標で見れば、まさに「労働効率チャンピオン」だ。
でも真実はこうだ。人は節約されていない。人が電気代とメンテナンス費に置き換わっただけだ。シャトル、スタッカークレーン、コンベアが24/7(365日)で動く——メーターは人間の走る速さよりずっと速く回る。メンテナンス要員の人件費とスペアパーツを足すと、「節約した」作業員の人件費を上回ることすらある。このコインには裏表がある。機械は病欠しないし、辞めないし、繁忙期の残業交渉もしない。でも機械は、ピーク時に自主的に2時間余分に働いてくれないし、システムが止まったときに手作業で助けてくれない。労務費で節約したお金は、たいてい減価償却と電気代に移っただけだ。そうやって計算すれば、計算はやっと筋が通る。
最初の問いに戻ろう。平方フィートあたり倉庫作業員は何人?
私の答えはこうだ。平方フィートを聞くのはやめよう。スループットを聞こう。平方フィートは死んだ。スループットは生きている。平方フィートが決めるのは、どれだけ大きな建物を借りるかだ。スループットが決めるのは、何人を雇うかだ。この2つの数字を切り分ければ、人員計算はやっと確かな地面に立つ。
次に誰かが人員議論で「作業員1人あたり5,000平方フィート」と言い出したら、ひとつ質問を返してやろう。聞いているのは平方フィートか——それともスループットか?
Lao Mi(サプライチェーンのベテラン、20年)著
英語版からの翻訳。内容に相違がある場合は英語版を優先します。






