結論から言う:代理店の見積りによれば、ライトサイズ包装機の価格はコンパクト機の$50Kから全自動ラインの$1.5M+まである。だが、この判断で価格は一番どうでもいい数字だ。大事なのは1日あたりの受注量。1日800件未満なら手を出すな。2,000件超ならスプレッドシートと向き合う価値がある。その中間か?自社の荷物のうち何割が容積重量で課金されているかにかかってくる。はっきり言うと、この機械は買うのに高すぎたのではない。養うのに高すぎるのだ。

稼働せず放置された機械を、私は見すぎてきた

2019年のことだ。カリフォルニアのインランド・エンパイアにあるeコマース倉庫——雑貨・小物、1日約1,200件——のオーナーが、展示会でフルコースの営業トークを聞かされて、エントリーモデルのボックスオンデマンド機を買った。設置と研修込みで$200K弱。機械自体は問題なかった。問題はSKUの振れ幅だ。スマホケースからフロアランプまで、サイズが桁違いに違う。紙ロールの交換のたびにロスとダウンタイムが出て、オペレーターは手間を省こうと、半分の注文では結局既製の段ボール箱に戻ってしまった。

稼働率は40%を一度も超えなかった。ロールロス、保守契約、200平方フィート超の床面積を合わせると、1箱あたりのコストは既製箱を買うより30セント近く高くなった。2年後に中古で売り、回収できたのは4割未満。彼は私に言った。展示会のROIシートの数字は全部正しかった。ただ一つも自分の現場には当てはまらなかった、と。

物事には両面がある。ライトサイズ包装は本当にいい技術だ。1日30,000件の拠点で、1年で7桁ドルの輸送費を浮かせたのを見たことがある。だからこそはっきりさせたい。前提条件がある。自社の受注量と注文プロファイルが、それに見合っていなければならない。

ライトサイズ包装機のコスト:まず4つの費目

どんなソリューションでも、効果の前にコストの話をする。費目は4つだ。

1つ目、設備。 代理店の見積り帯:コンパクトな単体機で$50K–$150K、自動装填・複数紙幅対応の中級機で$250K–$500K、コンベヤ直結の全自動ラインで$1M+。これが「機械+基本設置」の見積りだ。統合、コンベヤ改修、電気工事は別で、大規模拠点の案件ではそこにさらに15–20%乗るのが常識だ。パンフレットには「1時間500箱」だの「1,100箱」だのと書いてあるが、あれは全開・連続・同サイズ量産の数字だ。SKUのサイズがバラバラなら、定格の60%が出せればオペレーターはよくやっている方だ。

2つ目、消耗品。 機械が食べるのは既製箱ではなく連続のファンフォールド段ボールだ。紙自体は同等品の既製箱より安く、ベンダーは20%+安いと主張するのが常だ。ただし段取り替えロスを忘れるな。サイズ切り替えのたびにトリミングのリーダーやセットアップ不良が出る。SKUが混じるほどロスは増える。この計算を自ら差し出す営業マンはいない。

3つ目、保守。 この業界の保守契約は年額で機械価格の5–8%が相場だ。$300Kの機械なら年$15K–$24K。契約を切るのも勝手だ。ただしカットヘッドやセンサーがいつ摩耗するか、ギャンブルすることになる。その賭けに一度負ければ、1日のダウンタイムが1年分の保守料を上回ることもある。

4つ目、床面積と人件費。 ロール置場込みで1台あたり200–400平方フィートが必要だ。インランド・エンパイアでは倉庫賃料が1平方フィートあたり年$15超なので、床面積だけで年数千ドルになる。人件費は下がる。3〜4つの梱包ステーションに対し、オペレーターは1〜2人で済む。ただし「無人化」は忘れろ。ロール交換、ロス片付け、詰まり対応には人間の手がいる。

そして効果:3つのバケツ、輸送費が圧倒的

コストの話は終わり。次は効果だ。こちらも3つだが、重みは全然違う。

1つ目のバケツ:材料費の削減。 注文ごとにジャストサイズの箱を作れば、段ボールの使用量は直接減り、緩衝材(プチプチや詰め紙)はほぼ要らなくなる。一番目に見える効果だ。18×14×12インチの既製箱で小物を発送していた注文が、30%+少ない段ボールで済むようになる。ただし正直に言うと、包装材料は多くの倉庫にとってそれほど大きな費目ではない。このバケツは添え物だ。

2つ目のバケツ:輸送費——本命。 UPSとFedExの国内DIM除数は139(両社のサイトに掲載された公定基準)で、実重量と容積重量の大きい方が課金される。計算してみよう。18×14×12インチの箱のDIM重量は18×14×12÷139≈21.7で、22ポンドとして課金される。中身が8ポンドなら、22ポンド分の送料を払っていることになる。箱の高さを12インチから6インチに下げれば、DIM重量は半分の11ポンドになる。ゾーン5の地上便で22ポンドと11ポンドの運賃差は、1個あたり数ドル規模だ。正確な数字は両社公表のゾーンチャートを確認してほしいが、方向は明白だ。「大箱・小物」の注文は、空気を運ぶ送料を払っている。

注文に合わせたジャストサイズの段ボールを製造するボックスオンデマンド機

3つ目のバケツ:人件費。 箱の自動成形・封函で2〜4つの梱包ステーションを置き換えられる。米国の倉庫梱包員のフルコストは時給$18–$22で、1ステーションあたり年約$40Kだ。ただし前提がある。梱包が本当に自社のボトルネックでなければならない。小さな倉庫では、ボトルネックはピッキングであって梱包ではないことが多い。梱包する物がない高速な箱作り機は、ただの置物だ。

ライトサイズ包装機のROI:自分の数字を入れられる枠組み

定性的な話は終わり。公式はこうだ。

年間純効果 =(1箱あたり材料削減+1個あたり輸送費削減+年間人件費削減)−(年間設備減価償却+年間ロールロス+年間保守+年間床面積コスト)

設備は5年で減価償却する。計算例(例示であり、自分の数字に置き換えてほしい)。

費目 計算方法 例
1日受注量 90日移動平均 2,000件
1箱あたり材料削減 既製箱平均コスト−ファンフォールド紙の按分コスト $0.40
1個あたり輸送費削減 DIM課金比率×平均運賃差 $0.70
年間人件費削減 置換ステーション数×1ステーションのフルコスト $80K
年間減価償却 $400K÷5年 $80K
年間保守+ロス+床面積 契約+段取り替えロス+賃料 $40K

年間総効果=2,000×260日×$1.10+$80K≈$650K。年間コスト≈$120K。$400Kの機械は1年未満で回収できる。きれいな話に見えるだろう。では1日800件で、他条件を変えずに再計算してみよう。総効果≈$310K、コストはほぼ動かず、人件費削減は縮む。回収は低稼働による余計なロスを数える前に2年半を超える。1日800件が私のレッドラインなのはこのためだ。公式は嘘をつかないが、入れる前提が嘘をつくことがある。

逆張りの見方を言っておく。ベンダーのROI計算機には3つの前提が焼き込まれている。フル稼働、今の箱は全部無駄、ロールロスゼロだ。 現実は稼働率、段取り替えロス、保守のダウンタイムだ。受注量の閾値を下回れば、この機械はただの高級な段ボール印刷機で、1箱コストは下がるどころか上がる。ベンダーの「8か月で回収」を上司に持って行き、機械を買い、注文プロファイルがその機械を養えないことに気づいた人を、私は何人も見てきた。ROIシートの数字は一つも現実にならなかった。

だから「この機械は買いですか」と聞かないでくれ。まず3つの数字を取ってこい。90日平均の1日受注量、DIM課金の荷物比率、今の1箱あたり包装コストだ。この3つが出せなければ、どんなにきれいなベンダーのROIもあなたとは無関係だ。

Lao Mi(サプライチェーンのベテラン(20年))著

英語版からの翻訳。内容に相違がある場合は英語版を優先します。