2年前の冬、フォンタナのEC倉庫で200フィートのベルトラインを歩いていた。ベルトの端はほつれ、フレームの内側には光沢のある溝がすり減ってできていた。現場監督は「このラインはずっと少し蛇行していた」と言い、半年もそのまま使っていたという。その日、ベルトはフレームからきれいに乗り上げてヘッドプーリーに噛み込んだ。ダウンタイムは4時間、ちょうど繁忙期の真っただ中、パックアウトには1日分の注文が山積みになった。それ以来、私は癖になっている。倉庫に入るとまずベルトに目が行く。端に摩耗の跡はないか、粉塵が溜まっていないか。ベルト蛇行は「早めに直すほど安く済む」問題だ。放っておけば高くつく。
3つの定番容疑者
容疑者その1:アイドラーとプーリーの芯ずれ。これが最も多い。新設ラインは突貫工事で、アイドラーフレームが直角を出す前にボルト締めされてしまう。あるいは技術者がアイドラーを交換する際、目分量で落とし込み、ボルトを締める。するとアイドラーの軸がベルト中心線に対して垂直ではなくなる。現場の古い格言がすべてを言い表している。ベルトは張りの強い側へ、高い側へ、そして遅れる側へ走る。ヘッドプーリーやテールプーリーの片端がわずかにでも高ければ、ベルトは高い側へ寄る。テークアップネジの締め具合が左右で違えば、ベルトは張りの強い側へ寄る。この症状の特徴は一貫性だ。起動時から蛇行し、いつも同じ側へ寄る。
容疑者その2:斜めのスプライス。加硫でもメカニカルでも、スプライスの両端が数ミリでもずれていれば、スプライスは1回転ごとにベルトを横に引っ張る。この蛇行は周期的だ。ベルト1回転に1度、蛇行が見られ、スプライスがプーリーを通過する際に少し「跳ねる」のがわかる。アイドラーを調整してもほぼ何も変わらない。原因はスプライスにあり、追いかけても堂々巡りだ。
容疑者その3:中心から外れた投入。空転では正常に走り、製品がベルトに乗った途端に蛇行する。その9割は、投入シュートのずれか、落下点がベルト中心線から外れていることだ。EC倉庫ではたいてい手投入が原因だ。人が手で小包を投げ入れ、すべて片側に落ちる。中心から外れた投入が何か月も続けば、ベルトはじわじわ蛇行する癖がつき、片側のアイドラーだけが摩耗する。バルク扱いの現場では、摩耗したシュートスカートから材料が片側に溢れ出るのが原因だ。
3分でできる現場の切り分け
現場では3つの切り分けを使う。まず1つ目:空転か負荷時か。空転で蛇行するなら原因は設備側だ。アイドラー、プーリー、スプライスの順に点検する。空転では正常に走り、負荷で蛇行するなら原因は投入側だ。シュートを点検する。2つ目:ラインのどこで蛇行するか。ライン全体が片側へ蛇行するなら、ヘッドプーリーとテールプーリー、あるいはテークアップの不均一が怪しい。ある区間だけで蛇行するなら、その区間のアイドラーセットが怪しい。最も可能性が高いのは固着したアイドラーだ。回転しないローラーはベルトをただ削っているだけだ。3つ目:リズム。片側への安定した蛇行は据付の問題。1回転に1度の振れはスプライスの問題。パターンのない断続的な蛇行はたいてい、流入の不安定か、誰かがシュートをいじったのが原因だ。

調整チェックリスト(順番どおりに)
まず安全だ。停止し、ロックアウト・タグアウトを行い、ベルトが完全に止まったことを確認してから何かに触れること。私が聞いたコンベヤの事故は、ほぼ例外なく「ちょっとした調整だから止めなくていい」という一言から始まっている。調整は5分待てる。あなたの手は取り付け直せない。
リストは順番どおりに進め、ステップを飛ばさないこと。
- まずアイドラーを点検する。ラインを歩き、すべてのアイドラーを手で回してみる。固着している、異音がする、ベアリングキャップが摩耗して穴が開いているものは、その場で交換する。固着したアイドラーは蛇行の最も多い直接原因であり、交換は数分で終わる。ここでケチらないこと。
- 次にヘッドプーリーとテールプーリー。両側のテークアップネジにチョークで線を引く。左右は一致していなければならない。各プーリーの軸がフレーム中心線に対して直角になっているか確認する。テークアップを調整する際は、左右を一緒に、1回2〜3ミリずつ動かし、結果を判断する前にベルトを1回転させる。
- アイドラーセットを微調整する。ベルトが寄る側のアイドラーフレームを、ベルトの進行方向へ前にそっと叩く。「そっと」がポイントだ。1〜2ミリの動きで十分だ。一度に1セットずつ調整し、1回転させてから次のセットに触れるか決める。5セットを急いで調整したら、結局すべてリセットしてやり直すことになる。
- シュートと落下点を点検する。落下点はベルト中心線上にあり、シュートスカートは左右対称でなければならない。摩耗したら交換する。手投入のラインでは、床に基準線を引き、人々が便利な場所に適当に投げ入れるのではなく、小包をベルトの中央に置くようにする。
- 不良なスプライスを現場で直そうとしないこと。斜めのスプライスは、作り直すしか直らない。加硫スプライスなら加硫業者を呼ぶ。メカニカルスプライスなら、ファスナーの緩みや欠落がないか確認し、左右が合っているか確認する。不良なスプライスがある状態では、最初の4ステップは無駄足だ。
もう一つ。自動調心アイドラー(トレーニングアイドラー)はどこでも売られている。小さな蛇行は修正できるが、病んだラインを治せるとは期待しないこと。私の見方はこうだ。トレーニングアイドラーはサプリメントだ。標準アイドラーの直角が出るまでは、トレーニングアイドラーがやっているのは設備の時間稼ぎにすぎない。症状を抑えるだけで、病気は治らない。
ラインを止めてプロを呼ぶべきとき…
アイドラーを叩く程度では済まない状況もある。無理に押し通すと、小さな問題が大規模な修繕に変わる。
- ベルトの端がほつれ、元の幅の4分の1以上が摩耗している。
- スプライスにひび割れや剥離がある、またはメカニカルスプライスのファスナーが3個以上欠落している。
- チェックリストを2回こなしても蛇行が戻ってくる。
- プーリーのベアリングが異音を出す、触ると熱い、または長い区間にわたってアイドラーが固着している。
- ベルトが滑って煙が出ている。これは今にも火事が起きる前触れだ。直ちに止めること。
メンテナンスを呼ぶときは、症状を正確に伝えること。空転か負荷時か、どちら側か、どの区間か、いつから始まったか、異音の有無。情報が良ければ、到着が早まり、ダウンタイムも短くなる。「ベルトが蛇行してる、早く来て」では何も伝わらない。
ベルト蛇行は、結局のところ「早期発見は安い発見」という問題だ。今すべてのお客様に伝えていることが1つある。毎日の起動前、シフトリーダーがラインを2分歩く。ベルトの端に摩耗の跡がないか、異音のアイドラーはないか、プーリーが熱くなっていないか触ってみる。たった2分。それで、ベルト交換と簡単に5桁(ドル)を超えるダウンタイムに備えられる。明日の朝、ラインを歩いてみよう。
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